CUPNOODLE
STYLE
世紀の大発明カップヌードルとは、まさにラーメンのことである。しかし、カップヌードルはただのラーメンで有り得るのか。
否、そうではない。カップヌードルをカップヌードルたらしめているのはそのカップ、具にこそあり、そのアイデンティティを発揮する。
今こそ、カップヌードルを彩るドレスたちに目を向けよう。 当たり前に食べているカップヌードルだが、きっと違う世界が、そこには広がっている。
日清の創業者である安藤百福の、
チキンラーメンにつぐ第二の発明品。
それはアメリカに視察に出かけた時のこと。
現地の人々は紙コップでチキンラーメンを
フォークで食べ始めた。
そこで食文化の違いに気付いた安藤百福は様々な知恵と革新的な発想により
カップヌードルを発明。
こうして世界に対応したカップヌードルは
世界食として名を轟かせた。
安藤 百福が偶然デパートで見かけた "洋皿" をモチーフに、大高 猛 (おおたか たけし) 氏が手がけたパッケージデザイン。 意外にも、中華皿やラーメンどんぶりがモチーフではないのだ。
洋皿モチーフからなのか、パッケージには写真は一切使われていない。
とても50年近く前にデザインされたとは思えないミニマムで洗練されたデザインである。
「カップヌードル」の象徴である上下の帯型の図形 (通称:キャタピラ) は、「位置商標」として登録を認められている。(2018年4月6日に商標登録/登録番号：第6034112号)
つまりこの金色の模様を見るだけで私たちはカップヌードルだと判断することができる。
某３分間料理のマヨネーズなどと同様、国民に愛された模様ということだ。
さらにこのカップは、単なるパッケージではない。実は、
＜パッケージ・調理器具・食器＞
としての3つの役割を持つ。
なんて便利なのだろう。まさに、めんどくさがりで効率化を求める若者のための存在である。
エビ
color ……
オレンジイエロー85％＋
ホワイト15％
weight …… 2g~
shape …… Disc-sharped
卵
color ……
イエロー100％＋
ホワイト・オレンジイエロー・
薄茶色少量
weight ……~3g
shape …… ball
ネギ
color …… NODATA
weight …… ~1g
shape …… square
謎肉（ダイズミート）
color ……
ウッドブラウン85％＋
マホガニー15％
weigh t……4g~
shape ……qube
フリーズドライ製法にて加工された4種類のかやく。
ラーメンに欠かせない具材といえば、
一般には「チャーシュー、メンマ、煮卵、ネギ、ナルト」辺りを思い浮かべると思うが、どうしてエビがいるのか。
謎肉ことダイズミートは、ファンから名付けられた愛称であり、まさにカップヌードルの代名詞でもある。しかしエビはどうだろうか。
確かにエビ要素は中華料理っぽい、が、どうしてラーメンにエビだったのだろう。しかもこのエビ、名前をブーバランという。
もはやエビかどうかもわからない。
今では当たり前に食べすぎて、誰もエビの異様さに気づいていない。
カップヌードルにはたくさんの3が隠れている。
ここまで来て、3という数字に陰謀が隠されていることはもはや明確である。
カップヌードルの秘めたるその3の意味とは…！？
是非、実際のカップヌードルを手にとって、この謎を解き明かして欲しい。
