川村元気が描く
愛なき時代の恋愛小説

hyoushi

人間だけが誰かのことで喜んだり悲しんだりできる

私は愛したときに初めて愛された。

それはまるで日食のようでした。

私たちは愛することをさぼった、面倒くさがった。

すっかり消えたらしいよ、私たちの恋愛。

自分の手に入らないものが、ひたすらに愛おしい。