
例年、オープンキャンパス会期中や各地方を巡って、学校説明会や進学相談会を行っていた。 全て本学教員や事務局の職員と対面で行われ、毎年多くの受験生や保護者の方に参加頂いた。 受験生は造形大生の実物の作品をみることができたり、教授から自分の作品に対するアドバイスがもらえる貴重な機会となっていた。

今年は、全て予約制のオンライン説明会が数回開催された。大学の公式HPに専用の応募受付フォームが設置され、期間中ならいつでも気軽に応募できる形となった。
オンラインになったことにより、遠方の学生への負担が減り日程調整がしやすくなったため、多くの受験生が参加しやすい環境となった。実際、多くの受験生がオンライン説明会の参加をしてくれ、特に「長岡造形大学に行きたい!」と強く志望している受験生にとってはより質問や参加がしやすい環境になった。
一方で、複数の大学合同で実施していた説明会がなくなったため、ふらっと立ち寄って話を聞くという偶然性が失われてしまった。
そのことにより、 どれほど早い段階で志望校を決められるかが大きな鍵となったのではないだろうか。
DMや公式サイトを利用して入試関連の情報を随時掲載、郵送等を行っていた。
全国の高校にもDMやパンフレットを随時送付していたため、目にしたことがある人もいるかもしれない。
試験会場については、教室の配置を一部変更するなどして試験に対応したセットを作り上げていた。
オンラインが主流となった今、以前にも増して公式サイトを利用しこまめな入試情報の周知を実施した。
また今年は 総合型選抜入試のみ面接をオンラインで実施することもあり、事前テストが何度も行われた。これは試験中に通信障害など、大学側でトラブルがあってはいけないことから、試験に万全を期すために行われていたものである。結果、実際のオンライン面接ではトラブルなく実施されることができた。

受験生の多くは、試験当日になると長岡駅前〜造形大学前までのバスを利用して来校した。
試験会場は第三アトリエなどをはじめとした数カ所のアトリエや教室のほか、待機室も用意され試験は実施された。
また、各試験は通常1日で全て行われた。

交通手段の一つでもある造形大学前までのバスを、 バス会社との連携で試験当日のみ定員を20名までに制限し、その分運行回数を増やした。
ほぼシャトルバスのように運行され、受験生の足として大いに活用された。
さらに試験会場では、文部科学省の基準に沿った「検温・消毒・換気・マスク着用」等の徹底を行った。受験生は全国各地から来校するため、入校時に必ず手の消毒と検温をお願いした。加えて今年は試験室の増設も行い、受験生同士が適切な距離を保つように努めた。
そして今回、 推薦入試と一般入試の中期日程は学部ごとに土日の2日間に分けて実施された。
例年通りの受験と変わらないように様々な工夫がされており、 受験生が不安に感じないようにするためのケアが随所で行われている